くだもの新発見

マーク・マツモトが出会う。くだもの新発見

世界中のおいしい「食」を追求しているマーク・マツモトが日本のくだものとの触れ合いを通じ、改めてくだもののことを考えるコラム。

2015.09.18

Apple 〜 りんご〜

アメリカでは11月の第4木曜日にサンクスギビングデーがあります。この日は、ターキーやパイなどを用意し、家族で集まり、食べ物に感謝をしながら食事をします。

私の家では普段の食事は母親が用意するのですが、1年に1回、サンクスギビングデーには父が全ての食事を用意してくれていました。

父はアップルパイを作るときにりんごをシナモン・砂糖で甘くしたアップルパイの中身を私に味見させてくれました。そのことが私の中で楽しい思い出として残っています。 アップルパイには緑のりんごで酸味と香りの強い、グラニースミスという種類を使います。その林檎はそのまま生で食べるよりも、甘みが少ないのでアップルパイやキャラメルアップル、キャンディーアップルとして食べることが多いです。グラニースミスと並んでアメリカで有名なりんごにレッド・ディシャス、ガラ・ふじがあります。 アメリカでりんごの絵を子どもたちに書かせるとほとんどの子どもは光沢があり、細長いレッド・ディシャスの絵を書きます。光沢がとてもきれいなのでインテリアとしてもよく使われています。

先日、アメリカに行った時も、レッド・ディシャスを2箱頼み、周りを磨いてボールに入れインテリアとして飾っていました。 そのぐらいアメリカでは馴染みの深いりんごです。その、レッドデンデリシャスとバージニアローズジェネットとを掛けあわせて作ったといわれているのがふじになります。 ふじはここ30年の間に日本から伝わり、今ではアメリカのどこでも買うことができるようになりました。このりんごは食感がよく、甘みと酸味のバランスがとても良いので、食べるのにはいちばんおいしいと言われています。

アメリカでは「an apple a day keeps the doctor away (1日に1回りんごを食べていたら病気にならない)」ということわざがあります。私も小さいときから教えてもらい、知っていたことわざです。 アメリカ人はりんごの皮を基本的に剥かずにそのまま食べます。それはほとんどの栄養分が皮に入っていることを知っているからです。皮には繊維繊維が実の2倍含まれ、ビタミンA・Cもほとんどが皮に含まれています。また、ポリフェノールが多く含まれるので抗がん作用や抗酸化作用があるとも言われています。アメリカではお弁当といったらサンドイッチとりんごを持って行くというスタイルがメジャーです。アメリカのりんごは日本のりんごに比べて小ぶりになっていて、皮のまま持ち運ぶことができ、周りにワックスが付いているので、食べるときに服などで軽く周りを拭いてから手軽に食べていました。

また、日本に比べて手頃な値段で手に入れることができます。 私が大学の時に住んでいた場所の近くに、何十件ものりんごの農家が集まっているアップルヒルという場所がありました。そこでは毎年、秋になるとりんごの収穫ができ、りんごのおかしやアップルサイダーなどが売られるようになります。私は毎年、友達とりんごの収穫に行っていました。取ってきた林檎を使ってジャムやアップルバターなど1週間、毎日のようにたくさんのりんごの料理を考えたのもいい思い出です。

りんごはフルーツなので甘いお菓子につかえるのはもちろんですが、豚肉やラム・鶏肉のお料理と一緒に作ることもできます。また、スパイスからカレーを作るときにはりんごで甘みを加えることがおすすめです。みなさんもぜひりんごをアレンジしてお料理に使ってみてください。

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