くだもの新発見

マーク・マツモトが出会う。くだもの新発見

世界中のおいしい「食」を追求しているマーク・マツモトが日本のくだものとの触れ合いを通じ、改めてくだもののことを考えるコラム。

2016.02.24

Kumquat 〜キンカン〜

私が初めてキンカンに出会ったのは子どもの時でした。

冬休みに訪れた、宮崎に住む祖父母の家のプランターにきんかんの木が生えていたのです。

みかんに似た見た目が気になり、採って食べてみたのですが、初めてキンカンを食べる私にとってはすっぱく、あまり美味しく感じられなかったのを覚えています。

アメリカではキンカンが売られていないので、それ以来キンカンを口にしていませんでした。そんな私がキンカンに再開したのは今から約5年前、アメリカから日本に引っ越してきた時です。日本に住むようになり、色々なところでキンカンが売られているのを見て、気になって買ってみました。 宮崎県産の「たまたま」という品種を食べたのですが、以前食べたものとは違い、すごく甘く、美味しくなっていました! 一緒に食べた娘も、オレンジ色のことをキンカン色と呼ぶほどキンカンが大好きになりました。キンカンの美味しいこの時期は、我が家ではおやつとして日常的に食べています。

 

私が驚いたことは、日本人がキンカンの食べ方をよく知らないことです。 キンカンを食べるときによく皮を剥こうとする人がいますが、実と皮は一緒にたべないと美味しくありません。キンカンの実には甘さがほとんどなく、皮に甘みがつまっているためです。はじめは少し抵抗があるかもしれませんが、是非皮ごと食べてみてください。すごく甘くて本当に美味しいですよ!

ここで、キンカンを使った料理をご紹介させていただきます。

 

 ひとつ目はキンカンマーマレードです。 マーマレードといえばオレンジマーマレードがメジャーですが、実はキンカンはマーマレードにするのにもってこいのフルーツということをご存知でしょうか。 マーマレードは、種に含まれているペクチンが作用して固まり、作られます。そのため、種の多いキンカンでマーマレードを作るとよく固まり、甘酸っぱい美味しいマーマレードができるのです。

 ふたつ目はキンカン酒です。 冷凍させたキンカンと氷砂糖・焼酎を混ぜ、1週間ぐらい置いておくだけで簡単に作ることができます。 比較的硬いフルーツのキンカンは、冷凍することで皮の表面が柔らかくなり、甘いエキスがでやすくなります。 漬けた金柑の実を取り出してジャムを作るのもおすすめです! 少し大人味のキンカンジャムができあがります。 私は自宅で1ヶ月に1回、何かしらフルーツを漬けて果実酒を作っています。 夏はロックやソーダ割り、冬はお湯で割って家族みんなで楽しんでいます。 この前の夏はもも、秋はかりん、冬はいちごを漬けました。

旬のフルーツを買ってきて、ひと手間かける。 漬けたての果実酒はフレッシュなフルーツの味がします。徐々に時間が経つにつれて味が馴染み、甘みが増してくるのも魅力です。味の変化を感じながら少しずつ飲んでいくのもとても面白いですよ。

 

みなさん、是非試してみてくださいね。

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