くだもの新発見

マーク・マツモトが出会う。くだもの新発見

世界中のおいしい「食」を追求しているマーク・マツモトが日本のくだものとの触れ合いを通じ、改めてくだもののことを考えるコラム。

2016.03.24

ネーブル 〜Navel〜

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こんにちは!マークマツモトです。 いま、わたしは長野県にあるワイナリーに来ています。

海外も好きですが、日本には魅力的な場所がたくさんあり、いつも新しい発見をすることができるのでいいですね。

ぶどうについては、昨年の10月にコラムでご紹介させていただいたので、読んでいただけると嬉しいです!

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今回はネーブルについてご紹介したいと思います。

アメリカでは、オレンジといえばネーブルとバレンシアを思い浮かべる人が多いでしょう。 オレンジの栽培には暖かい気候が適しているため、バレンシアはフロリダ州、ネーブルはカルフォルニア州で多く生産されています。カルフォルニア州で育った私にとって、ネーブルはとても身近なフルーツです。 私の家では炭酸ジュースを飲む習慣がほとんどなかったので、毎日の朝ごはんで飲むオレンジジュースがとても楽しみでした。

私が日本で初めてオレンジジュースを飲んだ時、アメリカの味との違いに驚いたことを覚えています。

アメリカのオレンジジュースは生のオレンジをそのまま搾り、パック詰めして作られていることが多く、フレッシュで甘いのです。それに比べて日本のオレンジジュースは一度、熱を加えるのでフレッシュさが減り、香りがおちているように感じました。オレンジジュースのみならず、りんごジュースや野菜ジュースも日本とアメリカでは全く味が違います。 今までのコラムでもご紹介したとおり、ほとんどのフルーツは日本のもののほうがアメリカのものよりも甘いのですが、柑橘系のフルーツは日向夏や青みかんなど、日本人は酸っぱいものを好むのかなという印象があります。

ここで、ネーブルの名前の由来や歴史についてお話したいと思います。 ネーブルオレンジはおしりの部分が「おへそ=ネーブル」にみえることからその名がつけられたそうです。言われてみるとおへそに見えますよね!

ネーブルは中国原産のオレンジがヨーロッパを経由してブラジルにわたり、そこで約200年前に枝変わりした品種と考えられています。種がないので200年前の木から挿し木や、接ぎ木で増殖させてきました。

雌しべと雄しべがないため、普通だったら甘い木と酸っぱい木を掛けあわせて甘酸っぱい品種を改良したりするのですが、ネーブルは200年前からほとんど味が変わっていないと言われています。これはすごく珍しいことです。昔の人と同じ味の果物を食べていると思うと実に興味深いです。

ネーブルを選ぶ時のポイントは同じ大きさのものであればより重いものを選んでください。

重みは果汁がたくさんつまっているしるしです。 オレンジは生で食べるのがメジャーですが、すこしアレンジして食べるのもいいですよ! 搾ったオレンジの果汁に砂糖と溶かしバターを加えてエマルジョンにするとフレッシュなオレンジソースを簡単に作ることができます。アメリカでは市販の100%オレンジジュースでも作っていました!私はこれをクレープやホットケーキにかけて食べてます。

簡単にできてしまうので是非作ってみてくださいね。

 

 

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