くだもの新発見

マーク・マツモトが出会う。くだもの新発見

世界中のおいしい「食」を追求しているマーク・マツモトが日本のくだものとの触れ合いを通じ、改めてくだもののことを考えるコラム。

2015.06.05

Blueberry ~ブルーベリー~

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最近では、人々が世界中を移動できるようになり、それによって多くの果物や野菜が世界中で栽培され、手に入るようになりましたが、ブルーベリーは長年にわたって北半球で栽培されています。

 

夏のほとんどを、私はシェフとして自然がいっぱいのコロラド州に行き、そこに訪れる家族のために料理をして過ごします。この場所は、ロッキー山脈の中央に位置しています。大自然の中には、小さい低木であるワイルドブルーベリーの木が点在し、黒クマが楽しそうにベリーを探して美味しそうにむしゃむしゃ食べる姿を見かけることは珍しくありません。おそらくこの姿をみて、人間は青い小さな粒を初めて自分たちも挑戦してみようと、考えたのではないでしょうか。

 

NativeAmericanたちは何千年も前からブルーベリーを収穫し、食していました。 ベリー類は彼らの中では、飢餓から部族を救うために神に奉納するものでした。 萼の上が星形に見えるためスターベリーと呼ばれ、Native Americanたちはフレッシュのままや、乾燥させてスープやシチューにしたり、肉の防腐剤として活用したりしていました。 科学的な裏付けがあるというわけではないですが、彼らはブルーベリーには基本的栄養素や植物的栄養素を持ち合わせているということに気付いていたようです。

 

ブルーベリーはマンガン、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維に加えて、アントシアニン、フラボノール、ポリフェノールを豊富に含んでいます。 これらの植物的栄養素は活性酵素の生成を阻害する抗酸化剤として作用します。 有害な細菌の増殖を阻害する抗菌剤、および抗炎症剤は、はれや痛みを軽減することもできます。 もしかしたら、世界中の人々が長い間ブルーベリーの
葉や根を医療に活用していたのは、このことに気づいていたからかもしれません。

 

ヨーロッパでは、長年、胃腸障害の治療のために、そして糖尿病の症状を緩和する方法としても身近だったビルベリーが活用されていました。近年では、米国の国立衛生研究所において、ビルベリーが糖尿病や高血圧に起因する視覚障害や循環器系の治療にもおそらく有効であると発表しています。

 

私は、ブルーベリーを果物として食べるだけでなく、料理にも取り入れるようにしています。例えば、サラダに加えると、ブルーベリーの甘さと酸味を感じる爽やかなサラダになります。また、最近では生の果物を使ったドリンクが注目されていますが、凍らせたブルーベリーとバナナ、ヨーグルトとメープルシロップで作るスムージーはオススメです。

 

『にっぽんの果実』のブルーベリーに関して触れると、ただ美味しいだけでなく、ヨーグルトやアイスクリームへのトッピングなど様々な方法で活用ができ、そのほかに甘いシロップのおかげで甘さを必要とする料理にはぴったりです。たとえば、味噌と一緒にすり合わせると、魚のマリネにぴったりで、それは日本の西京漬けを思わせるような風味になります。

活用できるのは果実だけではありません。缶詰に一緒に詰められているシロップも活躍します。パンケーキやかき氷にかけるととても美味しいです。また、焼酎とレモン汁、炭酸水と一緒に割っても美味しいカクテルに変身します。そして、もしかしたら私の一番のお気に入りなのが 紅茶と一緒に合わせることかもしれません。 紅茶と合わせると、ゴージャスなバーガンディー色(暗い赤紫色)と ほのかな甘みがある格別フルーティーな紅茶に変身するからです。

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