産地見聞録

マーク・マツモトが行く。産地見聞録

「にっぽんの果実」オフィシャルサポーターのマーク・マツモトが、くだものの産地を訪れ、人・思い・風土といった、日本のルーツを探るコラム。

2015.06.26

産地見聞録 -○○○の王様-

ぶどうの王様①-1

頭を雲の上に出した富士に見下ろされるように広がる山梨県。青空の広がる5月のとある日、“○○○の王様”と呼ばれるあのくだものの美味しい秘訣に出会いました。写真を見て、特徴的なその姿から何か思いついた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ぶどうの王様①

大粒なことから“ぶどうの王様”といわれている『巨峰』。そのまま味わうのはもちろん、ワインなどでも親しみ深いですね。写真は巨峰の花の写真です。よく見ると粒の集合体になっており、さらに一粒一粒から茶色がかった花びらのようなものと黄色いおしべのようなものがついているのがわかります。前回紹介した柑橘の花は花とわかるような立派な姿でしたが、ぶどうの花はそれとは大きく異なり、咲いているのか近くで見ないとわかりません(笑)それにこの粒の集合体、お店で並んでいる巨峰を思うと特長はあるけれど、どのようにしてあんなに大きな粒になっていくのか・・・、そこには知られていないおいしさの秘訣がありました。

 ぶどうの王様③

花の咲き終わったこの時期に、まず行うのは1回目の摘果です。写真のように長く伸びた房となる部分の粒を大きな粒に育てるため、1/3くらいを残しすべて取り除きます。房の中心の茎に指を添わせるように上から下にスライドし、目星をつけた粒のところまで一気に取ってしまうのです。この摘果のタイミングが遅れると粒の大きさに大きく関わってくるため、時間との勝負です。1/3程度にしてしまうので、茎の先に粒がぎゅっとかたまってついているだけの姿がとても特徴的で、街中を走っていても、畑によって摘果が終わっているところ、終わっていないところ、半分まですすんでいるところ一目でわかります。

ぶどうの王様④

摘果をしたあとの手は真っ黒。爪の間についてしまったこの渋の色はなかなかとれないそうです。働き者の手、おいしい秘訣ここにありです。こうしてひとつひとつ丁寧に大切に王様になっていく巨峰。これからも近況を追っていきたいと思います!

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