果実のコラム

2016.03.28

真穴みかん

果物缶詰といえば、温州みかんがやはり定番中の定番ですね。

「子供のころ、風邪をひいたら缶詰みかんを母親が食べさせてくれたんだ」という人や、

「オレンジゼリーに入ってたなあ」

「甘味屋のみつ豆に缶詰みかんが入っていると嬉しかった」

「いや、地方へ行くと素麺に入ってた、何故だろうと思いながら食べたんだ」いう意見などなど。昭和の時代、人々の思い出の中に、缶詰のみかんはありました。

 

そして、「汽車の度で、駅の売店に売っていた冷凍ミカンを買って、デザートに食べるのが楽しみだった」という人も多く、みかんは、様々に形を変えて私たちの生活に溶け込んでいたのです。中でも缶詰のみかんは、とてもとても甘く、安心できるスイーツとして愛されていました。

今はとてもデコラディブなスイーツが溢れる日本になりました。久々に缶詰のみかんを食べてみましょう。「あ~、変わらないなあ、でもなんだかほっとするなあ」と。素朴な甘さがいいですね。

でも、この真穴みかんってどんなみかん?

柑橘の宝庫、愛媛県は、かんきつ類の種類が30種類以上もあるそうです。温州みかんつくりも日本で初めて行い、百年以上の歴史があります。真穴地区で作られる真穴みかんの特徴は、薄皮で甘味が強く、とろけるような食感なのだとか。

近年は、みかんの皮をむくのも面倒という人も多くいます。缶詰はその点、渋皮も筋も全て取られて、つるんと綺麗な果肉だけ。食べやすくて現代の日本の趣向に合っているアイテムなのですね。

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小倉朋子さん
written by 小倉朋子さん
食の総合コンサルタント/ 株)トータルフード代表/ 大学講師 飲食店、企業のプロデュース、メニュー開発、食事マナー、トレンド、食文化、ダイエット、食育まで専門は多岐。食から凛と生きる教室「食輝塾」主宰。テレビラジオレギュラー出演、著書ベストセラー多数。最新『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』。

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