果実のコラム

2019.05.23

おもてなしにもぴったりな、果汁たっぷりの黄金柑をゼリー

黄金柑は、別名ゴールデンオレンジとも呼ばれる柑橘類。

なんだか名前を聞くとゴージャスな果物なのかな?と想像が膨らむけれど、実際は小粒でころんと丸く、とてもかわいらしい。

 

他の柑橘類と比較しても収穫数が決して多くはないことから、一般の市場で手にできる機会は少ない。実が小さいため、収穫の際も大変手間が掛かるのだとか。つまりそれほど希少価値が高いということだ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

黄金柑を初めて食べた時、見た目と味のギャップに驚いた。

皮の色が黄色く実も小さいので、なんとなくとても酸味の強い果物を想像していた。ところが食べてみると、ジュワっと広がる果汁がとても甘い。柑橘らしい爽やかな酸味とのバランスがよく非常に上品な味わいだった。

 

皮はやや硬いため剥きづらいが、剥いている時から爽やかなよい香りがする。中の薄皮はそのまま食べることができるので、私はさらに小房に分けてちまちまと少しずつ味わう派。でも小ぶりなので丸ごとぱくっと味わってみるのも贅沢な食べ方でよいかもしれない。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この希少な黄金柑の缶詰を使ってゼリーを作ってみよう。上品な香りとたっぷりの果汁を活かせば、特別感のあるゼリーになるはず。ミルクゼリーとの2層仕立てはどうだろう。美しいコントラストで、目でも楽しめる贅沢なスイーツにしたい。

 

ゼリーは通常ゼラチンを使って作るが、今回は寒天粉で作ることにした。2層仕立てのゼリーは、下の層が完全に固まってから上の層を仕上げる必要がある。寒天なら固まるのが非常に早く、冷蔵庫で20分~30分ほどで冷やせば大丈夫。ゼラチンのように何時間も待つ必要がないのでとても手軽、というのが理由だ。

 

まずは、ベースにするミルクゼリーから。

牛乳は加熱しすぎると分離したり膜が張ってしまうので、寒天粉は少量の水を使ってあらかじめ溶かしていく。加熱しながら全体をしっかり混ぜ、寒天粉を完全に溶かすことが最大のポイント。火を止めたらグラニュー糖と少し温めた牛乳を加え、器に入れて冷蔵庫で冷やす。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ミルクゼリーが固まったら、いよいよ黄金柑ゼリーで仕上げる。

ミルクゼリーの時と同様に、鍋に水と寒天粉を入れて加熱しながらしっかり溶かしたら、黄金柑のシラップを活用し、さらにほんの少しのグラニュー糖で甘みをつける。せっかくなので、黄金柑はあまり小さく割らずにころんと丸い形状を活かしてみよう。断面が上を向くように並べると仕上がりが美しい。黄金柑が浸るようゼリー液を流し入れたら、再度冷やし固めて完成!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

仕上げにブルーベリーやミントをデコレーションすると差し色が入り、一層美しい。

 

この黄金柑の果汁をぎゅっと閉じ込めたゼリーはホームパーティーやお祝いなど、ちょっと特別感のあるシーンにぴったり。今回の作り方ではゼラチンではなく寒天を使用しているので溶けてしまう心配がない。なので、友人宅へ手土産として持っていくこともできる。

 

これから暑さが増す季節。こうしたさっぱりとした手作りデザートは特に重宝しそうだ。

 

<今回使用した商品はこちら>

bnr_ehime_ougonkan

中井かなさん
written by 中井かなさん
「誰でもできる素敵な家庭料理」をモットーに、レシピを考案。 料理初心者の方、プレ花嫁さんや新米主婦の方でも作りやすいレシピを心掛けています! 毎日ちょっとしたアレンジとおもてなしの気持ちで、家族を喜ばせてみませんか? お花を使ったスタイリングや、モダン・エレガントなテーブルコーディネートが得意です。

SPECIAL

PICK-UP

くだもの新発見くだもの新発見

桃の木成長の記録桃の木成長の記録

イベント・キャンペーン情報イベント・キャンペーン情報

くだものお楽しみレシピ集くだものお楽しみレシピ集