果実のコラム

2016.04.02

ラ・フランスと義父の思い出

まだ、「ラ・フランス」の知名度が低く、お値段もとても高かったころの話です。

実家へ帰省した時、到来物の箱入りの「ラ・フランス」がありました。わたしは「ひゃぁ~~~♪」と感動したのですが、義父は「そんなもん!」と冷ややかでした。日本のしゃりっとした食感の「梨」をイメージしていた義父にとって、「ラ・フランス」のねっとりした食感は違和感があったのだろうと思います。「欲しかったら持って帰りなさい」と言われたので、大喜びでもらって帰りました。後日、タルトに焼き上げて持っていったら、「この美味しい果物は何なのか?」と問われて大笑いした思い出があります。今でも「ラ・フランス」を見かけるたびに、亡き義父のことを思い出します。

 

ラ・フランスのタルト

 

<材料>21cmのタルト型1台分

  タルト生地(パート・ブリゼ)

強力粉 50g  薄力粉 120g

バター 50g(2cm角切り)  ココナッツオイル  50g(固体状態)

    卵黄 1個分   グラニュー糖 大さじ1  牛乳 大さじ1  塩ひとつまみ

 1 フードプロセッサーに、強力粉と薄力粉を入れてひと回しする。(ふるったことになる)

   バターとココナッツオイルも加えて攪拌する。

   卵黄、グラニュー糖、牛乳、塩も加えてさらに攪拌する。

 2 まとまってきたら、打ち粉をした台に取り出しひとつにまとめラップで包む。冷蔵庫で30分休ませる。

 

 アーモンドクリーム

   バター(室温) 50g  ココナッツオイル 50g

   グラニュー糖 100g  全卵 2個  卵白 1個分

   アーモンドプードル 130g  ラム酒  大さじ1

   日本の果実「ラ・フランス」  1缶   黒砂糖 適量

1 ボウルにバターとココナッツオイルを入れハンドミキサーでクリーム状に練る。グラニュー糖を加え、空気を含ませるように白っぽくなるまでよく混ぜる。卵も加え、乳化するようによく混ぜる。

2 アーモンドプードルを加えてよく攪拌する。なめらかになったらラム酒も加える。

 

仕上げ

 1タルト生地を麺棒で3mm厚さに丸く伸ばし、型に敷きこむ。

 2 ピケ(生地にフォークで穴をあける)をせずに、アーモンドクリームを流しいれる。

 3 缶汁をきった「ラ・フランス」の果実をのせる。

 4 全体にたっぷりの黒砂糖をかける。

 5 180度に予熱しておいたオーブンで30分、160度に下げてさらに30分焼く。

 6 焼きあがったらそのまま冷まし、完全に冷めてから型からはずす。

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登志子さん
written by 登志子さん
奈良女子大学文学部国語国文学科卒業。 1991~1993夫の海外勤務でカナダ・オンタリオ州に在住。 多国籍文化のカナダで、各国料理教室へ通い、お料理のおもしろさ・楽しさに目覚める。 現在は、自宅や新聞社の文化センターでお料理教室を開いている。

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